庭のカサブランカ [癌になりまして]
今日の写真は庭のカサブランカです。
撮影したのは先週です。今日も咲いているので長く咲く花なのだなぁと思います。
これは別のカサブランカの蕾です。
今日は雨。
庭に出られません。
「カサブランカ」と言うとこの映画なのでしょうけれど、残念なことに今まで観る機会がありませんでした。
有名だから何となく知っている、だけど観たことがないから良くわからない。
残念なような残念じゃないような。
ところで、癌になりまして。
私の友人の妹さんは5年間何もなかったから「もう大丈夫」と本人も家族も安心しました。
なのに5年を過ぎて間もなく別の癌で手遅れだと分かり亡くなりました。
友人曰く「あの5年間は何だったのだろう?」と。
私の友人のご主人は30代で癌の手術を受け、その後も3つの癌で手術を受けました。
61歳の時に「じゃぁ、行ってくるよ」と入院して一月あまりで亡くなりました。
「あの人、入院するまで元気だったのよ。だけど、あっという間に痩せちゃって」
弱っていくご主人に「私、怒って喧嘩しちゃったの」「喧嘩なんてしなけりゃ良かったのに」と友人は話していました。
私は癌のある肺を切って経過観察です。
治療はありません。
多少の息苦しさはあるものの元気です。
だから周りの人達は「治った」と思っています。
私も同じ気持ちです。
悪いことを考えたら、ずうぅぅぅっとキリがない。
小さな小さな小さな不安はあるけれどね。
時々その不安が風船みたいになる日もあるけれどね。
学生の頃の担任がボーーーっと立っている私を見て「ずん♪さんは考え込むタイプだから」と声を掛けてくれました。
「大丈夫?」とね。
その時の私は本当にボーーーっとしていただけで何も考えていなかったのだけど。
きっと普通の顔がボーーーーっとした顔なのかも。
最近になって夫が同じことを言うのです。
私のことを「考え込むタイプだから」だって。
そうかも知れないね。
だって人間だからねぇ。
小さな小さな、本当に小さな不安ってあるものよ。
それは本人しか分からないものなのよね。
きっと。
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2色目の色。庭のクレマチスは咲き始めが小さい。 [癌になりまして]
庭のクレマチスです。
これは2色目のクレマチスです。写真は4月21日のものです。
花びらが濃い色です。
このクレマチスは大型の花びらですが、あらら、咲き始めは小さいですねぇ。
もっと紫色だったと思いますよ。
綺麗なので何色でも良いのだけど、3色目のクレマチスもあるのですよ。
なのに今年は3色目のクレマチスに蕾がありませんねぇ。
どうしちゃったんでしょうねぇ?
ところで癌になりまして。
そうそう、肺癌の手術後は息切れがして歩くと肩で息をしている感じでした。
それに夫と一緒に歩けませんでした。
いつも先に歩く夫が振り向きながら私に合わせて歩いてくれていました。
それが!
最近は夫と一緒に歩けるようになったのですよ。
多少の息切れはあるものの嬉しくなるくらい歩いているのです。
すごいですねぇ。
日にち薬ですねぇ。
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咲きはじめたばかりのドウダンツツジ。 [癌になりまして]
今日の写真は庭のドウダンツツジです。
咲き始めたころです。撮影したのは4月6日。
我が家は雪柳の次はツツジの季節です。他にニオイツツジがあります。
ではなく。術後半年を過ぎたので検査と診察を受けてきました。
肺機能は回復してきています。
レントゲン写真を見て前回(1月)よりも良くなっているそうです。
私も見ながらそんな気がしました。
血液検査の結果も良くなってきているようです。
次回は半年後の10月(術後1年)です。CTの検査も受けます。
と、こんな感じで検査は難しくなく辛くもなく。
ただねぇ、病院は迷うのです。
私は人混みはあまり気にならないのだけど、病院内は思っている場所へたどり着けない事があります。
建物の形を考えると、この建物とは別の建物に診察室があって、この建物の壁の向こうに別の検査場所があって・・・そこへどうやって行くんだぁ?
入院中は迷わなかったのに久し振りに行くと迷うのです。
ぁあああ、疲れたぁ・・・
退院してから毎回同じことを言っているのです。
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庭の花、ムスカリ。写真は一週間ほど前のもの。 [癌になりまして]
今日もお天気良し。
この時間の風はユキヤナギの垂れた枝先の白い花がたまに揺れるくらい。
今日の庭の花は一週間前に撮ったムスカリです。
まだ咲き始めなので葡萄のように見えます。
咲いている場所は芝の中。
遠くまでタネが飛んだのか、こんなところに?と思うような芝の中で孤立して咲いています。
春ですが、
庭木を切ったので梅の花、木瓜の花はありません。
枯れてしまったので花梨の花はありません。
だけど、日当たり良好。こんなに明るい庭を見るのは何年ぶりか?
昨年の10月に癌の手術を受けて25%の肺を失いました。
それで、息切れの話し。
いつ頃か分からない、ある日のこと。
息を吸うと「これ以上吸えない」と気がついて、私の肺は小さくなったのだなぁと知りました。
と、書いてしまうとかなり暗い。
昨夜になって「これはっ、かなり吸えてる!」と気が付きました。
息切れや息苦しさは日が経てば改善される、と知ったので、そうだっ、遊びに行こう!
そう思ったのは今です。(笑)
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紫のバラ咲きプリムラ。私の髪のこと。肺癌手術のあとの生活。 [癌になりまして]
庭のプリムラです。
紫色のバラ咲きプリムラ。バラ咲きってこんな花?
撮影したのは2週間ほど前で、最近はよく咲いていますよ。
今日は曇り空。夜は雨が降るそうで、その前に庭に出て掃除をするつもりです。
ところで、髪の毛の話し。
ご近所さんと話しをする機会があって、私の髪の話しになりました。
「奥さんの髪はオシャレですね」
どこがオシャレなのかと聞くと、髪に軽くウェーブがあって、表面は明るい茶色で、グレーの髪と黒い髪が重なって、オシャレに見えるのだそうです。
実は、これは肺癌で咳と痰が酷くて美容院へ行けなかったからで、ようするにパーマもカラーもできなかったからなのです。
何もしないでいたから髪もパーマも伸びっぱなし、カラーも色が落ちて明るい茶色になって、カラーと自分の毛のグレーと中途半端な黒が混ざって重なってしまっただけ。
私が見ると「雑巾かモップのような」髪なのですが、意外と見た感じが今風で良い感じのようです。
さて、肺癌になりまして。
昨年の10月に手術を受けた後は順調です。
だけど免疫力は落ちて、息切れ、咳、痰で悩まされ続けました。
そろそろ息切れは慣れてきたかなぁ。
咳、痰は「必要なときだけ」という条件で咳止めを病院で処方してもらいました。
それで、髪の話し。
今月やっとカットだけしました。
お店まで行くのも息切れがするのでちょっとした一苦労で、お店でも長居をすると咳と痰で迷惑を掛けるのではないかと心配で、これは正直に肺癌で入院していたことを話しました。
話せばやっぱり気を遣わせてしまって、これは仕方がないと甘えることに決めました。
もう少し体調が安定してきたら髪を染めよう、パーマもかけよう。
もっとオシャレもしよう。
体力をつけて買い物も公園散歩も旅行も行こう。
と、思っているのですよ。
咳、痰、息切れもなくなるそうですから、これからが楽しみですねぇ。
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ローズマリーの花。やっと、歯医者さんへ行きます。 [癌になりまして]
また庭のローズマリーです。
こんなに花が咲くのは初めてなので写真を撮りました!
と、賑やかに咲いたローズマリーですが剪定して花はなくなりました。
ぁあ、勿体ないなぁと思いながらも先日の雪で枝は倒れて雪柳と交差してどうにもならなくなったのです。
枝を切っていくと太い幹が3本。こんな太い幹に生長していたなんて!
それで1本を残して2本は切りました。
悩んだのですよぉ。
こんなに花が咲いたのは初めてですからねぇ。
でも来年になれば元通りになるかも知れません。
今年は夫が手伝ってくれるので作業がはかどります。
ぁぁ、造園は楽しいよぉぉ。
さて、癌になりまして。
手術を受けてからもうじき4ヶ月になります。
今月は歯医者さんに予約しました。
やっとです。
月1回の予防歯科なので行かなくても良いのですが、健康のため、癌のため、口腔ケアを心がけましょう、とか。
それで、やっと、と言うのは、術後の咳が酷くて痰がどんどんあがってくるのが心配で行けなかったのです
歯医者さんですからねぇ、口をあけて診てもらうわけですからねぇ。
でも最近は咳と痰の出る数も減ってきているのです。
使い捨てカイロを胸と背中に貼って、リラックスして歯医者さんへ行こう!と思います。
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バラ咲きプリムラを植えました。 [癌になりまして]
庭にバラ咲きのプリムラを植えました。
まだ蕾です。
ピンク色の花と、黄色い花と、あとひとつは蕾が出ていないので何色なのでしょう?
生協で3苗セットを注文しました。
葉っぱだけを見るとちぢみほうれん草に似ています。
我が家はちぢみほうれん草が大好き。でもこれはプリムラの葉っぱです。
先に植えてあったパンジーと並べて植えました。
ちょっときついかなぁ? もう少し間隔をあけてやれば良かったかもしれません。
マクロレンズで見ると面白いです。
小さな花も大きくなって幻想的に見えます。
撮影したのは昨日。2024年1月30日
ノースポールの苗も別の場所に植えたのですよ。
今年は花いっぱいで明るい庭にします。
さて、癌になりまして。
肺癌の手術を受けた後の痛みについて書きます。
脇を見ると3〜4cmの傷が1本、1cmほどの傷が3箇所。
小さいですよねぇ。
あまり痛みも感じないのですぐに治った気になりました。
その後は時々痛みを感じると使い捨てカイロを胸と背中に貼りました。
それは病院からもらったプリントに温めた方が良い(らしい)と書いてあったからです。
それで痛みについて。
診察日に痛みのことと温めたことを話すと担当医は「肋間神経痛」だと話してくれました。
初めて体験している肋間神経痛はビリビリ、チクチク、その他いろいろ。
あまり辛くはない痛みですが痛いときは温めることで楽になると知りました。
プリントを読んでいればだいたいは解決するので心も楽になります。
病院へ行くのは検査を受けるため、結果を聞くため。
行く日が減っていくので嬉しいですねぇ。
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タグ:バラ咲きプリムラ
今度は1月12日のローズマリー。 [癌になりまして]
今日の写真は1月12日のローズマリーです。
背景の黄色い物は雪柳の葉っぱです。
まだ黄色い葉が残っているのですよ。
左下の白い物は夫がビニールで囲ってくれたキングプロテアです。
中に1輪の蕾が見えます。どんどん育っていますよ。
初夏になったら大きな花の写真が撮れるかもしれませんねぇ。
ところで、今年のローズマリーは蕾がいっぱい。花もいっぱい。
こんなのは庭に植えてから初めてのこと!
今は夫に手伝ってもらって庭の大改造をしています。
大きな木は低く、根本のハーブはすっきりと抜いて、手入れが楽な庭造りを目指しています。
以前は近所から丸見えになるのが嫌で庭木を高く大きく育てていたのだけど、見る人なんていないって♪
区の広報誌にも「見えたほうが防犯対策になる」って書いてありましたよ。
花苗をたくさん植えてみんなに見てもらいましょう♪
さて、癌になりまして。
思うのは、ブログを続けてきて良かった。
私はコメントが苦手です。
書くのも書いてもらうのも、軽い気持ちにはなれないほうです。
ところが、今回の癌の体験は皆さまから戴いたコメントで勇気をもらいました。
私は返事を書くのに深く考えすぎてしまうほうなので、今回はお返事無しで許してもらおう。
読みっぱなしで許してもらおう、と思いました。
それはとても心が痛いことなのだけど、実際にやってみたら何が大事なのか分かりました。
返事を書く行為よりも読んで伝わるものをしっかりと受け取ろう。
戴いたコメントに簡単なお返事しか書けないこともありますが、
でも皆さまからの心はしっかりと受け取っております。
本当にありがとうございます。
ブログを続けてきて良かったです。
続いて、新型コロナに罹りまして、
体調が良くなって、すぐに皆さまのブログを回れるようになって、ぁあ、やっぱりブログは楽しいなぁ。
またブログを読めるようになって嬉しいなぁ。
と、子供のように喜んだのであります。
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ローズマリーの花。 [癌になりまして]
写真は去年の12月20日に撮ったものです。
下書き保存したまま忘れていました。
今年は、と言っても写真を撮ってから1ヶ月くらいしか経っていないのだけど、とにかく蕾がいっぱいで、花もいっぱい咲いているのです。
今までこんなに花が咲いているなんて見たことがなかったので驚いています。
写真はあるのですけれど、サイズ変更がまだ出来ていない、物によっては加工もしないとねぇ。
ブログ更新はちっとも苦ではないのだけど、どうもねぇ、写真の整理が負担になるのです。
さて、癌になりまして。
おまけに、新型コロナに罹りまして。
あれは・・・
日曜日で夫の義理の叔母の法要の日でした。
とても近い親戚ばかりなので私が肺癌で出席できないのはみんな知っていました。
それでもいつもと同じ日曜日。
法要のために夫は近所のお寺さんへ出掛けていきました。すっごく近所なのですよ。歩いたって15分も掛からない。
私は前の日に庭仕事をして疲れを感じていました。
夫が出ていってから、胸の奥が熱いような感じがして、何となく体温を測ってみました。
あらら。37.7℃
あららららら。普段は36℃前後なので、これはおかしい。
それで近所のクリニックへ電話をして話すと「車で来れますか?」と言われました。
近所って、本当にすぐ近所。肺癌で病院を紹介してくれたのもこのクリニック。
歩いたって3分程度。
だけど、その時は何となく、夫に電話をしました。
10分くらいして夫が戻ってきて車ですぐ近所のクリニックへついれて行ってくれました。
車の中で待つこと数分か10分かもう少し長かったか。
インフルエンザと新型コロナの検査を受けたら「新型コロナ」に罹っていました。
今は良い薬がある、とのことで処方してもらって家に帰ると夫が薬局へ行って薬を貰ってきてくれました。
すぐにその薬を飲んだら、翌朝は熱っぽさ、倦怠感は消えていました。
ぁあ、助かりましたよぉ。
あとで病院の公式サイトで新型コロナと肺癌についてのページを読んで、知らない方が気が楽なこともあるけれど、知らないために大事にいたることもある、と再認識しました。
今回は近所のクリニックが日曜日でもやっていたのが幸いでした。
肺癌の検査を受けて、肺に影が写って、再検査、病院への紹介などお世話になったクリニックなので、本当に良かったと思います。
そして、法要に出掛けていた夫がすぐに帰ってきてくれたのも幸いでした。
午後からクリニックもお休みになるから、遠いお寺さんだったら間に合わなかったわねぇ、と。
夫は「今後は法要は断ろう」と言っていました。
私よりも夫のほうが大変ですよねぇ。
さて、癌になりまして。
入院する前から夫には大変な思いをさせっぱなしです。
年末に遊びに帰ってきた息子が「お父さんは変わった」と言っていました。
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冬の雪柳 [癌になりまして]
庭の雪柳です。
冬の雪柳は針金のような枝に白い物が揺れていて、何かと見ると小さな白い花が咲いているのです。
こうして見ると可憐で良い花ですがとにかく小さいのです。
春に桜と一緒に咲く雪柳の花は春らしくて好きです。
でも、何もない季節に咲くこの小さな花も好きです。
昨日は夫と二人で庭仕事をしました。
昨日でなくても良かったのですが、夜の夜中に気になって、そうだ今のうちに庭仕事だわ!
朝になって夫に頼んで庭木の剪定をしました。
昨日は風もなくお日様も出て良い一日で少し汗をかきました。
庭木の手入れはひとりだと一日かかっても終わらない。
だけど夫に手伝ってもらって、すっきりさっぱりとして良い庭になりました。
これで花苗をたくさん植えられます。
さて、肺がんになりまして。
息切れの話し。
私の肺は25%切りましたからその分だけ小さくなりました。
以前は100%で呼吸していたのが今は75%の肺で呼吸しなくてはなりません。
それなのに私の脳は以前のつもりみたいです。
階段の上り下りをして普通に廊下を歩いて立ち止まった時のそりゃぁまぁ〜生きが切れること、息苦しいこと。
はぁはぁ、ぜいぜい、と息をしていると夫がどうした?と言います。
いやぁ〜いつものつもりで動くと息苦しい、と私。
夫に、肺が小さくなったのだから、と言われても、それは分かっているのだけど、私の脳みそは分かっていないみたいで全く手加減しない。
以前のつもりで、あれもこれも、と動いてしまった後で、息切れしている自分に「ぁあ、自分は肺が小さくなったのだった」と思い出すのです。
術後3ヶ月の診察で、もう半年もすると以前のように戻りますよ、と言われました。
これは個人差があるのだろうなぁ。
だけど病院から貰ったプリントにも同じことが書いてありました。
きっと、だいたいはこんな感じなのでしょうねぇ。
私が困っていた咳もプリントに、3ヶ月くらいすると楽になる、と書いてありましたが、確かに夫が「最近、咳がでなくなったみたい?」と言います。
夜中に私の咳が聞こえないと「生きているのか心配になる」のだそうです。
新型コロナでしばらく部屋を別にしていたので聞こえなかったのかも知れませんねぇ。
病院から貰ったプリントは1冊の薄い本です。
その中に肺癌のこと、術前、手術、術後の生活など書いてあります。
これを読んでいると大まかに自分の今が分かるし、自分の今後が想像できてきます。
有り難いことですよねぇ。
肺癌は不安なことばかりなのに、これを何度も読んでいると不安な気持ちも消えていきます。
さて、肺癌になりまして。
良くも悪くも人生は面白いものだと思いますね。
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